ホリクロ雑記

26歳フリーターゲイに起きた出来事を淡々と綴る遺書みたいなブログ

仲良しの年上男性から突然拒絶された話

上京する前から、自分のノンケ用アカウントでつながっていたゲイの年上がいた。彼は東京在住の当時34歳で、私の住んでいた隣の県にある実家によく帰っていたのもあって、ツイッター上だけではなく個別に連絡を取り始めた。

 

共通のオタク的趣味があったことから、高校3年ぐらいの頃には、近所のフードコートでオタク話をしたり、東京に行った際には、ご飯に連れて行ってくれたり、家に泊めてくれたりもしていた。

彼には多少の下心があったのだとは思うが、私のことをノンケだと思っていたのもあってか、手を出されることはなかった。

 

自分もゲイだというタイミングもなかなか見つけられず、しばらくノンケのふりをしていたが、高校を卒業する直前にそうだと打ち明け、途端に距離は縮まった。

 

世話好きな性格もあって、上京後はよく色んな場所に連れて行ってくれた。ツイッターオフ会に何度も誘ってくれたり、バイクで後ろに乗って温泉に行ったり、綺麗な工場夜景を観に行った。夏には地元の祭りに一緒に参加したり、一緒に青春18きっぷを使って大阪まで旅行もした。夜中にとある岬までドライブもした。

いろんなことを知っていて、移動中には沢山のうんちくを教えてくれた。

私の名前が頻繁に彼のツイートに登場していたので、おそらく周りからは、お付き合いしていたように見えていたんじゃないかと思う。

 

彼が私のことを好きだったかどうかは分からないが、少なくとも私は、恋愛を諦めていたということと、相手に遠距離の恋人がいることを知っていたので、不思議と恋心などは芽生えなかった。もちろん、家に泊まりに行ったときは寝ぼけながらキスをしたり、軽くいろいろやったりはしていたのだが。

 

とにかく彼は、自分が知らない世界をたくさん見せてくれた。今の自分があるのも、おそらく彼のおかげがとても大きいと今でも思う。私に大きな影響を与えてくれた一人だ。

 

しかし、その年の10月に焼肉屋でのオフ会で会ってからは、途端に距離を置かれ、断絶されてしまった。

いつものようにどこかへ誘われることもなく、ツイッターや私のメッセージにも反応してくれなくなり、しまいにはフォローも外されてしまっていた。

 

何故そうなってしまったのか、あまりにも分からなすぎて混乱した。共通の友人にも相談したが、「まぁ彼はちょっと変わってるから」という返答しか出ない。

 

おそらく考えられるのは、オフ会に同年代の友達を呼んだために、普段彼に接していた時の態度と、同年代の友達に対する態度が大きく違って見えたことにショックを受けたのだと思う。

 

当時の私は、同年代の友達に対しては、わりとテンション高めに話すことができていたが、年上に対してはどうしても控えめに接してしまう傾向にあった。変に恐縮してしまうんだろう。

きっと彼からすれば、「ずっと仲良くしていたのに猫を被っていた」と感じてショックを受けたのかもしれない。もちろん私は、猫を被っているつもりもなかったし、控えめに接していたとしても、それは自分の中では年上に対する正しい接し方だと思っていたからだ。高校時代に上下関係の厳しい部活をやっていたせいかもしれないが、どんなに仲が良くてもタメ口で話すなんてこともできなかった。

 

今は誰に対してもほとんど同じテンションで接することができるし、ある程度仲良くなって相手も不快でなければタメ口で話すこともできる。

…いま思えば、この出来事をきっかけに誰に対しても同じように接するように努力し始めたのかもしれない。

 

東京で一番仲が良いと思っていた人に、いきなり突き放されたショックは1年半も続き、次第にそれが恋のような何かに変わり始めていた。

 

どこかで出会えたらいいのにな。そう思っていたら、偶然にもその翌年の18きっぷ旅行で大阪から西へ向かう電車で彼と1年ぶりに遭遇した。

彼は隣の車両の座席に乗っていて、連結部のドアガラスから彼の姿が見えた。私は立ちながらタブレットを操作していたが、チラッと彼の方を見ると私の方をジーッと見つめていたように見えた。

ここで私もニッコリ手を振ったり、隣の車両に行って「久しぶりですー!」と声を掛けられれば良かったのかもしれないが、当時引っ込み思案だった私にはそんなことはできず、気づけば彼は途中駅で新幹線に乗り換えていた。

 

さらにその翌年、ツイッターで彼とのコンタクトを試みた結果、再会することとなったが、それはヱヴァQでのシンジ君に対するミサトさんのそれに似たようなものになっていた。

次第に、関係性は戻りはじめ、車や電車で様々な場所へ赴き、二人で風景写真を撮っていた。

 

私は彼のことがとても好きだった。告白もしたが、彼は誰とも付き合いたくないと言われてしまう。

 

しかし、残念なことに修復されたと思った二人の関係は半年で終わってしまった。

そのアンバランスな関係によって、彼と私の間に亀裂が入り、二度と関わらない存在となってしまった。私がお付き合いしてもいないのに、深く関わりすぎて彼を怒らせてしまったのだ。

「合わない関係性を無理矢理繋げさせられたと思っている」

また冷たい言葉で突き放されてしまった。

こればかりは私が悪かったなと反省しているし、今でもそのような失敗をやらかしてしまう時がある。

 

それからは、彼と再会したいという気持ちも芽生えていないし、合わせられる顔ももはやない。共通のフォロワーも多かったので、時々彼の活動の様子はツイッターなどで流れてくるが、元気にやっているようで良かった。

相手も気難しい性格ではあったが、それでも今の自分に大きな影響を与えてくれた恩人であることには変わりはない。

 

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この出来事を振り返りながら、私はやはり誰かとお付き合いすることは向いていないのかもしれないなと感じた。

好きという気持ちが強すぎるあまり、相手のことが気になって仕方がなくなってしまう。そして相手は私を鬱陶しく思い始め、関係にヒビが入る。そんな失敗を私は何度繰り返したのだろう。

あれから5年近く経ったが、私はちゃんと成長できているんだろうか。

18歳、セックスはスポーツと化した

あまり良い恋愛に恵まれず「闇墜ち」した状態で上京した大学一年生の頃。

東日本大震災の影響で引っ越しのスケジュールが乱れたりもし、東京も節電や自粛ムードでやや暗い雰囲気が漂っていた。

家族から離れ、一人で東京郊外で一人暮らしを始めた私は、アプリでの活動も徐々にスタートし、最初は抵抗があった顔出しもするようになった。

ツイッターでは、東京在住のフォロワーも多かったことから、一気に友達が増え、これまでのように寂しい思いをすることはなくなった。東京は自分の生きる場所だった。

 

しかし、恋愛に関しては完全に諦めきっていた。片思いしていた相手に告白をして「何人かと付き合って付き合う人がいなくなったら付き合うレベル」と突き放された自分には自信なんて全くなかった。こんな自分を好きになってくれる人なんておそらくどこにもいないのだと。

 

そんな私は誰かに対してそれを求めることを諦めていた。

ヤるだけだったら中身や外見で求められるハードルも多少下がる。変な期待をして傷付くこともない。そうした割り切った関係が、自分にとっては一番良かった。

 

上京して初めてのセックスは、引っ越して2ヶ月ほど経ったころだった。

突然、数キロ離れた30後半の男からメッセージが飛んできた。

「こんにちは!今度の土曜日、複数をするんだけどよかったら来ない?君も来たら4人なのだけれど。」

最後にやったのは1年も前、しかもそんな状態で複数なんてできるのだろうか…。そう思いながら返信を数日渋っていたが、結局流れで参加することになってしまった。

 

待ち合わせをした駅のロータリーには、男性3人が乗った車が待っていた。運転席には40ぐらいの色黒ガチムチのおじさん、そして後部座席には20前半の短髪スジ筋のイケメンくん、そしてメッセージを送ってきた細身の30後半の男。

そうして私はガチガチに緊張しながらアパートの2階角部屋に入った。

 

そこにはこれから四人が身体を重ねるための2枚の布団が敷かれていた。それだけでも自分の心拍数は上がっている。

軽く世間話をしながら徐々に皆は服を脱いでいく。スピーカーから流れる激しいトランスミュージックとともに、2組に分かれて行為は始まった。

 

1年ぶり、しかも前回は大失敗したという前科もあったため、集合前にはビデオなどを見たり、「セックス やり方 ゲイ」などと検索していたと思う。我ながら本当に初々しかったなと。

 

やり方を思い出しながら前戯をするが、隣の24歳のイケメン君のテクニックに圧倒されて、緊張度が増してしまった。

指を挿れられながら雄臭いガチムチおじさんが野太い声で喘いでいる。

俺も6年経てばこのイケメン君のように上達するんだろうか…。

隣で盛り上がっているのを横目に、緊張と興奮が絶頂に達した状態の私は、自分のそれを相手の体内に押し込んだ。

1年ぶりの感覚。今回は前よりも気持ちが良い。

そう思っていたのも束の間、私は興奮のあまり数秒で達してしまった。

 

まさか相手もそんな短時間で達するとは思っておらず、驚いていた。自分のそれは再起せず、その焦りが拍車をかけてしまった。

 

それからは周りの3人が必死にフォローしてくれていたと思う。申し訳なさしかなかった。

もう誘ってくれないだろうと思っていたが、それ以降は細身の30代とサシでやったり、また複数に誘ってくれたり、ガチムチおじさんとサシでやったりと、なんだかんだであのアパートには何度も足を運んだ。

最初のセックスが上手くいっていたら、きっと今の私にはなっていなかっただろう。

試行錯誤しながらも一緒に複数をした年上の人達にも教えてもらい、私は徐々にテクニックを磨いていった。気づけば初めてやった相手に「え、本当に10代?」と言われるようにもなり、リピーターが何人もできた。悔しさをバネに頑張った結果だ。

 

そうして、私は自身のそれによって相手が快楽を得ている様子に喜びを感じるようになり、趣味の一つとなった。恋愛関係なんてなくてもこれだけで十分だった。

自分にとってのセックスはもはやスポーツとなっていた。

 

しかし、スポーツでは一時的な欲求を満たすことはできても、心の隙間が完全に埋まるわけではない。自分には無理だと分かっていながらも、心のどこかでは寄り掛かれるような関係を求めていた。どこまで私は欲張りなのだろう。

童貞の自分は初心で面倒だった話

初めて会った男にヤリ捨てされるという話は、ゲイの世界ではそれほど珍しいことではない。みんな誰しも「デビュー」した頃はそういったエピソードを持っていることだろう。

 

初めて会った男にヤリ捨てされたショックを吐き出す場所を求めて、自身のことをなんでも書けるツイッターアカウントを開設した。

最初は裏アカ的な位置づけで書き綴っていたが、徐々に傷も癒え始め、「こっちの人」用のアカウントとして運用することにした。

それから1ヶ月くらい経ってから、東京に住んでいる同い年の高校生と知り合った。

 

同い年ということもあり、Skypeなどで話も弾み始める。すると、相手が自分に好意を見せ始めた。会ったこともないのに不思議な感覚だったが、自分の心の穴を埋める作業にはちょうど良かった。そして次第に自身も相手への好意が芽生え始めた。

ちょうどその頃は高校3年生。大学進学で上京することを夢見ていたので、東京で開かれる進学相談会のついでに彼と会うことにした。

携帯のメールで待ち合わせをして、初めて顔を合わせた。なかなかに可愛らしい感じだった。そして初めて会った日に自分の泊まっているホテルでセックスをした。

初めて自身のそれを相手の身体の中に挿れる行為はとても興奮したが、緊張が勝って全く気持ちの良いものではなかった。正直言ってすごく下手だったと思う。

これが自分の童貞卒業をした日だった。

しかし、行為が終わってから彼の様子は一気に変わった。

メールの返信も塩になり始め、相手がやりたいだけだったことに気づくと、またもや気持ちをぶつけるメールを送ってしまった。当時はまだ若すぎた。

彼からのごもっともな反撃メールを受け取った帰りの新幹線はブルーな気持ちになりながら真っ暗な車窓を眺めていたのを覚えている。

 

自分はあまりにも初心(うぶ)すぎた。

「実際会ってみたらそれほどタイプじゃなかったけど、とりあえずやった。」

相手はこう思っているだろうし、今となってはこうなるのも十分分かる。

しかし当時の自分は未だそういったゲイ的価値観を受け入れられず、典型的な健全な男女の関係と同じように当てはめてしまっていた。

 

それでも、彼との関係はそれで終わったわけではなかった。

オープンキャンパスや、入試でなんだかんだでほぼ毎月、東京を訪れる用事があり、その度に会って一緒にカラオケをしたり、彼の家に泊まったり、軽くエッチなことをしたり、なんだかんだで甘くほろ苦い片思いを楽しんでいた。

相手はノンケに片思いをしているし、自分もいつか彼と結ばれるのだと心のどこかで思っていたのだろう。

しかし、それも半年であっけなく終わった。

大学進学も決まり、着々と上京の準備を進めていた1月。とうとう彼に両思いの相手ができてしまった。

彼は友達の家に泊まりに行った際に、友達の友達と良い感じになったと言う。そして自分の心はまた崩壊し、ボロボロになりながらそしてこれまでの思いを伝えた。

すると彼の口からは「君は何人かと付き合って付き合う人がいなくなったら付き合うレベル」という言葉が飛び出し、私の心を痛いほど貫いた。

おそらく言った本人はもう覚えていないだろうが、私はこの言葉を2年ぐらい引きずっていたと思う。

 

そうして私は東京に引っ越し、快楽だけのセックスを求め始めた。 

 

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この出来事があってから、私はゲイ的な価値観に見事に染まり始めた。

好きな人以外ともセックスはするし、性的快楽だけを目的としたセックスもする。

そして好きな感情と性的なそれは全く別モノだと切り離して考えるようになった。

 

不思議なことに、半年近くにわたって当時高校生の私を振り回した彼は、逆にそういった価値観に対して否定的な意見を持つようになっていた。鋭利な言葉で突き刺してから3年後に彼とは再会した。

基本的に好きな人以外とはしない、お付き合いしている人がいたら他の人とはしない。まるで私と何かが入れ替わってしまったようだ。

 

今の私も変わらずゲイ的な価値観ではあるが、当時高校生のことを振り返ると、とても面倒くさいやつだったなと思う。世間一般の恋愛的価値観を相手に押し付けたり、それに倣おうとしたり、ヤリ目で傷ついたり、私のメンタルは童貞そのものだった。

オープンリレーションシップが蔓延るゲイの世界では、必ずしも世間一般の恋愛的価値観が通用するとは限らない。これが果たして良いことなのかは誰が決めることでもないが、男性同士の関係である以上、その辺は仕方がないのではないかと思う。

 

 

初めて出会った男の話

自分のセクシュアリティに気づいてから6年間、誰一人としてゲイと会ったことはなかった。厳密に言えば、お互いがそうだと認識しながら会ったことはなかった。

思春期真っ只中の中高生時代は、恋愛とは全く遠いものだった。中学生のころは、同級生に猛烈な片思いをするも、結局なにもないまま卒業をし、ノンケには今後一切恋をしないと心に誓った。

高校生の頃は、ガタイの良い野球部の同級生に少し心惹かれていたが、遠くから見守るアイドルファン的な視点で眺めていた。当時は、リアルでの出会いや恋愛に期待せず、ゲイ向け同人誌やアダルトゲームをネットで購入して己の欲求を満たしていた。本当は買っちゃいけないんだけどね、けどこれで大分救われていたところはあると思う。

異性からも告白はされたが、もちろん断っていた。やはり女性とは恋愛や性的なお付き合いはできないし、むしろ友達としての居心地は同性よりも良かった。

 

大きな転機は高校3年生になったばかりの頃だった。

高校2年の夏にiPhone 3GSを持ち始めて、某ゲイアプリを登録せずにインストールをしたりしていたものの、他の人と出会うことが実はそんなに難しくはないということに気づくと、徐々に出会いに興味を持ち始めた。

しかし、ネットで知らない人と会うことにすごい抵抗感があった。嫌な事件に巻き込まれたらどうしようとか、家族や学校にバレたらどうしようとか。

県庁所在地とはいえ、東北の田舎に住んでいたのでとても狭い世界なのだ。たまたま見ていた同級生に「あのとき一緒にいた男の人は誰なの?」とか質問されることもありえる。

それでも、自分は思い切って18歳未満禁止とは書かれていない「友達募集」の掲示板で、自分が高校生だと明かした上で投稿をした。

すると数件メールが来たが、一人だけ良い感じの人とメールが進み、とりあえず会うことになった。

 

彼と初めて会ったのは部活終わりの夕方で、とある公園の近くの路肩に停めていた白いセダンの中だった。

「このまま連れ去られたらどうしよう」「いや、そんなことはないだろう、大丈夫だ」と言い聞かせる。同時に、初めて「同じ人」と会うことにすごくワクワクしていた。

車のドアを開けると、運転席にはガタイの良い優しそうなお兄さんがいた。

彼は30歳で、身長は180cm、体重は85kg。体の大きい人がタイプだった私にとってはすごく魅力的だ。

そこから緊張しながらもいろんな他愛もない話をし、だんだんと車内の空気も変わっていった。気づけばお互いの手が相手の股間に触れていた。

初めて触れる他人の男性器だった。心臓が破裂するんじゃないかというぐらい興奮していたと思う。

夕飯の時間も近づいてきたので、結局触れて終わっただけだったが、その日の夜、私はこっそり家を抜け出して、再び助手席に乗っていた。

人気のない場所に車は停まり、私は初めて男の人と唇を交わす。メンソールのなんとも言えないほろ苦い味だった。

少し肌寒い春の夜、月に照らされながら身長が15cmほど高い男に、逞しい腕でギュッと抱かれる。

これほどまでに満たされたことはあっただろうか。6年間ずっと抑圧されていたものが一気に放出されて、鳥肌が叫んでいる。10年近く経ったいまでもあの感覚は忘れられない。

それから3回ほど夜にひっそりと会った。私はすっかり彼に心惹かれていた。

もっと仲良くなりたい。次はもっとすごいことをしたい。

そして4回目の夜。自分の体の中に彼のそれを招こうとした。しかし、それは結局上手く行かず、いつもどおりの夜が終わった。

 

しかし、彼との5回目の夜を迎えることはなかった。

2回ほど断られた後、彼から少し長めのメールが届いた。本当は40代で一緒に住んでいる人がいる、もうこれ以上は会うことはできないと告げられた。多分私も、怒りとショックに身を任せて、長文のメールを送っていたと思う。

わずか1ヶ月の出来事だったが、自分にとっては計り知れないぐらい大きなショックだった。

自転車を漕ぎながら、彼の車とすれ違うんじゃないかなという淡い期待をするが、そんな偶然なんてあるわけない。会いたいとメールを送ることも今更できない。そうしてまた自分は一人に戻ってしまった。

それから、自分はこのやり場のない気持ちをぶつける場所を探し求め、自身のことをなんでも話せるツイッターアカウントを作成した。

これが、また新たな不毛な恋へとつながるきっかけになるとは知らずに。

 

自分がゲイだと初めて気づいたのは中学1年の頃だった

私が10代のころ、アプリで知り合った年上の人たちはよくこういう質問をしてきた。「いつ自分がそうだって気づいたの?」

26にもなるとそんな話を初対面で聞いてくるような人はいないし、いたとしてもまだ自分のセクシュアリティを肯定できていない若い人たち

最近の子は、良くも悪くも「LGBT」という言葉のおかげで、早めに自身のそれに気づく人も少なくないのだろうなと思う。

私自身も、インターネットがなければそれに気づくのに遅かったかもしれない。

 

私が初めてゲイだと気づいたのは、小学6年のとき。ちょうど15年前、2004年の頃だ。

当時はADSLが普及し始めて動画も観られるようになった頃で、自宅にもパソコンがあった。

小学校高学年ぐらいになると、エッチなコンテンツにも興味を持ち始めるわけで、自分も夜中にこっそりとエロサイトを観ながらドキドキしていた。

もちろん、その頃は男女が性行為をすることが当たり前だと思っていたのでそういうサイトを観ていたが、どこか違和感を抱いていた。

「女性の身体のどこがいいんだろう…?」

いま振り返ってみると、小学生や幼稚園の頃、異性に性的な興味や関心を抱いたことは一回もなく、どちらかといえば他者の男性器が気になっていた。

他の人のモノが気になるのは、年頃の男の子の中ではわりと普通なことかもしれないが、少なくとも女性の裸体は、ドキドキするというよりも、見てはいけないものを見た感覚にしかならなかった。

しかし、男性器は違う。口に含んでみたいなと思ったりもしたし、自分で自分のそれをくわえようとしたこともあった。そして、ちょっとガタイの良いカッコいいお兄さんに少しドキドキしていた気もする。

そして自分は、エロ動画に映る女性ではなく男性を見て興奮していたことに気づいたのだ。

おそるおそるゲイのエロ動画を検索してみると、アダムとイヴが禁じられた果実を食べたように目が開けた。自分はこっち側だった。

おそらく、同性を好きであることで、今後いろいろ大変なことが待っているのだろうという気はしていた。しかし、それでも好きであることはやめられない。そして好きじゃないものを好きになろうと頑張れる気もしない。

それから私は、18になるまで自分がゲイであることを誰にも伝えずに、心に秘めながら生活をしていた。長い6年間だった。

 

今となっては、隠す必要性もほとんど感じていないし、家族もそれは知っている。

しかし、中高生の頃にその事情を知っている友人や、同じような人と知り合えていたら、いまの自分はもうちょっと違っていたのかもしれないなと、今でも思う。

ブログを作り直した

1年以上記事を更新していないにも関わらず、はてなブログのProに課金しているのも勿体なかったので、いっそのことブログ自体削除しようと思っていた。

しかし、6月末に会社の居心地が悪くなって退職してから、自分の人生について振り返る機会が非常に増え、それを自己満足でもアウトプットしようという考えが芽生えだした。

 

基本的に自分は、身の回りで起きた出来事をなんでも他者に話してしまう。もはや自分自身をコンテンツ化しているのとなんら変わりないのだが、せっかくはてなブログのProを持っているのなら、自分の「ライフログ」として書き残しておくのも良いのではないか。

しかし、あくまでもここで書き記す自身の周りに起きた出来事は、「事実を基にしたフィクション」ということにしておきたい。

自身の記憶も100%正しいとは限らないし、フィクションということにしておかなければ、万が一当事者が私のブログを見たときに後ろから刺されるかもしれないからだ。

 

まぁ、現在26歳フリーターのホモが、大学進学と同時に地方から上京してから現在までに起こった出来事を淡々と綴るだけのブログなので、大してバズることもしないとは思うが。

おそらく読者がついたとしても8割はノンケの方だとは思うんだけど、ゲイのみなさんが必ずしも私みたいな人ではないということは留意しといてくれたらありがたい。当たり前のことだけど。

ほら、ノンケ男がみんな風俗行くかって言われたらそんなことないし、ゲイがみんなハッテン場に行くかと言われたらそんなことはない。

ゲイだってそれなりに数いるから色んな人がいるんですよ。おそらくこのブログを読みながら「こういう人と一緒にされたくないー!汚らわしい!!」と激おこのクローゼットちゃんだっていると思う。

まぁ、1記事目はこれぐらいにしておこう。2記事目は自身のかんたんなプロフィールか、何故自分がゲイだと気づいたかを共有しようかな。

もしかしたら書かないかもしれないし…。